ロボット基盤モデルが変える未来
要は、人間が働かなくなる時代が来るんですよね
結局、AIとロボットが進化していくと、人間がやるべき仕事が減るんですよ。今までは「ロボットは単純作業しかできない」とか言われてましたけど、最近のロボットはAIを搭載していて、複雑な動きもできるようになってきてます。例えば、洗濯物を畳むロボットが出てきたわけですけど、これって意外と難易度が高いんですよ。衣類って形が一定じゃないし、柔らかいし、力加減を間違えたらぐちゃぐちゃになるわけで。そういう細かい調整をロボットができるようになったってことは、もう「ロボットにできない仕事」の範囲がどんどん減っていくんですよね。 これが進むと、要は「人間の労働の価値」ってものが変わるんですよ。今の社会って、「働かないと生きていけない」みたいな前提で動いてますよね。でも、ロボットがほぼ全部の仕事をやるようになったら、人間が働く必要性ってほとんどなくなるんじゃないですかね。
労働市場の崩壊と新たな格差
で、これが進むと何が起こるかっていうと、「労働市場の崩壊」ですよね。今の仕事の大半がロボットに置き換わると、当然ながら多くの職業が消えるわけです。例えば、コンビニの店員とか、工場の作業員とか、配送ドライバーとか、事務作業もほとんど自動化されて、経理や総務なんかもいらなくなるかもしれません。そうすると、人間がやるべき仕事って「ロボットにできない仕事」だけになってくるんですよ。 で、「ロボットにできない仕事」って何かっていうと、めちゃくちゃ高度な専門職とか、クリエイティブな仕事とか、人間同士の関係性が重要な仕事とかですよね。でも、これらの仕事ってそんなに数が多くないし、みんなができるわけじゃない。そうなると、「仕事がある人」と「仕事がない人」に分かれて、社会の格差がさらに広がるんですよね。 今でも、資本家と労働者の間に格差があるわけですけど、それがもっと極端になっていく。ロボットを持ってる人はますます金持ちになって、ロボットに仕事を奪われた人は貧しくなるっていう構造ですよね。これを放置すると、もう完全に「超格差社会」になって、貧困層の不満が爆発する未来が見えてるんですよ。
結局、ベーシックインカムになるんじゃないですかね
で、そういう社会になるとどうなるかっていうと、政府が「ベーシックインカム」みたいな制度を導入せざるを得なくなると思うんですよね。要は、「働かなくても最低限の生活ができるお金を配りますよ」ってやつです。 今の資本主義のルールって「働いたらお金がもらえる」っていうのが前提ですけど、ロボットが仕事を全部やる時代になったら、この前提が崩れるんですよ。仕事がない人が増えて、でも社会全体としてはロボットが生産活動をしてるからモノやサービスはたくさんある。でも、お金を持ってるのはロボットの所有者だけで、大半の人は仕事がないからお金を稼げない。 この状況を解決するには、「ロボットが生み出した富を、社会全体で分配する」しかないんですよね。つまり、「ロボット税」とか「AI税」みたいな形で、ロボットを持ってる企業や個人に税金をかけて、それを国民に分配する。そうしないと、もう経済が回らなくなるんですよ。
仕事から解放された人間はどうなるのか
で、もしベーシックインカムが導入されたら、人間は「労働から解放された状態」になるんですけど、じゃあその時に人間は何をするのかっていう話ですよね。 一部の人は、「やった!自由だ!」ってなって、趣味とか創作活動とかに没頭するかもしれません。でも、そういう「何かをやることが好きな人」って実はそんなに多くないんですよ。むしろ、「仕事がなくなったら何をしていいかわからない」ってなる人の方が多いと思うんですよね。 仕事って、収入を得るための手段でもあるんですけど、それ以上に「生きる目的」みたいな側面もあるんですよ。「自分は社会に貢献してる」とか、「人に感謝される」とか、そういうのが生きがいになってる人は多いわけです。 だから、仕事がなくなると、「生きる意味を見失う人」が増える可能性があるんですよね。特に、日本人は「労働=美徳」みたいな価値観が強いので、「働かなくていいですよ」って言われても、逆にメンタルをやられる人が増える気がするんですよ。
AI宗教とデジタル共同体の時代へ
で、こういう状況になると、たぶん「新しい価値観」が必要になると思うんですよ。つまり、「仕事をしなくても、人間としての価値があるんだよ」っていう考え方にシフトしないと、社会が崩壊しちゃうんですよね。 その結果として、もしかすると「AI宗教」みたいなものが出てくるかもしれません。「AIが神だ」とか「ロボットを崇めるべきだ」みたいな話になる可能性もあるし、「AIによって管理される社会こそが理想の世界だ」みたいな思想が広がるかもしれない。 また、人々は「仕事の代わりになる何か」を求めて、仮想空間の中での生活にシフトする可能性もあります。メタバースとかデジタル共同体の中で、新しい「生きる目的」を見つける人が増えていくかもしれません。 要は、「リアルな世界で働く時代が終わって、デジタルな世界で生きる時代になる」って話ですね。
ロボット社会で人間の価値はどう変わるのか
ロボットにできない「人間ならではの仕事」は何か
要は、ロボットやAIがどれだけ進化しても、「人間にしかできないこと」っていうのは何かしら残ると思うんですよね。じゃあ、それが何なのかって話なんですけど、結局「感情」とか「創造性」とか「人間関係」が関わるものが中心になってくるんですよね。 例えば、カウンセラーとかコーチングみたいな仕事は、完全にAIに置き換わるかっていうと微妙なラインなんですよ。AIがめちゃくちゃ優秀になって、人間の悩みを聞いて適切なアドバイスをすることは可能になるかもしれません。でも、相談する側の人が「AIに相談しても心が軽くならない」とか、「やっぱり生身の人間に話を聞いてほしい」って思うなら、そういう仕事は残る可能性があるんですよね。 あと、アートとかエンタメの世界も、人間の感性が重要な部分があるんですよ。AIが小説を書いたり絵を描いたりすることはできるんですけど、それを「人間が作ったもの」として評価したいっていう需要はなくならない気がするんですよね。たとえば、AIが作った映画と、人間が作った映画があったとして、「どっちを見たいか?」っていうと、やっぱり人間が作ったもののほうが価値を感じる人が多いんじゃないかと思うんですよ。
教育の意味が変わる時代
で、こういう社会になると、「教育の意味」も大きく変わるんですよね。今までは、「いい大学に入って、いい会社に就職するために勉強する」っていう価値観が強かったわけですけど、そもそも「就職」っていう概念がなくなるかもしれないんですよ。 だって、ロボットが仕事をする時代になったら、「学歴が高い=安定した職に就ける」っていう図式が崩れるわけじゃないですか。そうすると、「教育の目的は何か?」っていう問いに向き合わざるを得なくなるんですよね。 これからの教育は、「どうやってお金を稼ぐか」じゃなくて、「どうやって生きるか」にシフトすると思うんですよ。つまり、「仕事をするための勉強」じゃなくて、「人生を楽しむための学び」が重要になってくる。そうすると、哲学とか芸術とか、人間の生き方に関わる分野の教育がもっと重視される可能性があるんですよね。
政治と経済の仕組みがガラッと変わる
で、ロボットが仕事をする時代になると、当然ながら「政治」とか「経済の仕組み」も大きく変わるんですよ。さっきも言ったように、ベーシックインカムみたいな制度が導入される可能性が高いんですけど、これって「お金の価値」そのものを変えることになるんですよね。 今の社会では、「お金=労働の対価」っていう考え方が根強いんですけど、ロボットが労働を担う時代になったら、お金の意味が変わるんですよ。「何もしなくても一定の収入が得られる」っていう状況になると、人間の行動パターンも変わるし、消費の仕方も変わる。 例えば、「お金を稼ぐために働く」っていうモチベーションがなくなったら、「自分の好きなことをするためにお金を使う」っていう考え方が主流になるかもしれません。そうなると、経済の仕組みそのものが大きく変わるわけです。
人間が目指すべき未来とは
じゃあ、こういう社会になったときに、「人間は何を目指すべきなのか?」って話なんですけど、結局、「どうやって幸せになるか」っていうのが最重要テーマになると思うんですよね。 今までは、「いい会社に入って、お金を稼いで、安定した生活を送る」っていうのが幸せの基準だったわけですけど、そういう価値観が崩れたときに、「じゃあ何が幸せなの?」っていう問いに直面することになるんですよ。 これからの時代は、「自分が本当にやりたいことを見つける力」とか、「お金に縛られずに生きる知恵」とか、そういうのがめちゃくちゃ重要になってくると思うんですよね。 で、最終的に、「ロボットがすべてをやってくれる社会」っていうのは、人間にとって幸せなのか?っていう話なんですけど、これも結局、「どう考えるか」によるんですよね。 「働かなくていい社会は最高!」って思う人もいれば、「何もしなくていいのは退屈だ」って思う人もいる。でも、社会の仕組みが変わっていく以上、人間も新しい価値観に適応していくしかないんですよね。 で、そうなると、今までの「仕事中心の人生」から、「自己実現中心の人生」に変わっていく。要は、「仕事のために生きる」んじゃなくて、「自分のやりたいことをやるために生きる」っていう時代になるんじゃないですかね。
結局、人間は変わらない
とはいえ、どれだけ時代が変わっても、「人間の本質」ってそんなに変わらないと思うんですよね。今でも、「お金がたくさんあるのに不幸な人」もいれば、「お金がなくても幸せな人」もいるわけで。結局、「何を持っているか」よりも、「どう生きるか」が重要なんですよ。 だから、ロボットが社会の中心になったとしても、人間の悩みはそんなに変わらないと思うんですよね。「何をやるべきか」「どうやったら幸せになれるか」っていう問いは、これからもずっと続くんじゃないですかね。 で、そう考えると、これからの社会で一番重要なのは、「自分にとっての幸せの形を見つける力」なんじゃないかと思うんですよね。ロボットが仕事をしてくれるなら、人間はもっと自由に生きられるわけで。その自由をどう使うかが、これからの時代の課題になるんじゃないですかね。
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