ディープシーク・ショックがもたらす未来
AIの価格崩壊で、技術の価値はどうなるのか
要はですね、中国の「ディープシーク」が超高性能なAIを格安で出したことで、アメリカのAI市場がガタガタになってるわけですよ。で、これって単なる企業間の競争とかじゃなくて、社会全体に影響が出る話なんですよね。 AIが安くなれば、今までAIを開発する企業に投資していたお金の流れが変わりますよね。AIを使ったビジネスの価格競争が激化して、最終的には「AIの技術力」自体の価値がどんどん下がっていく。要するに、「すごい技術を作れること」が、もう特別なことじゃなくなるんですよ。 で、これって技術者にとっては結構厳しい話で、今までは「AIを開発できる人材」が市場価値を持っていたのに、ディープシークみたいな企業が出てくると、「もう既に高性能なAIがあるんだから、お前らいらなくね?」ってなるわけです。 一部の天才を除いて、普通の技術者は「便利なツールを使う側」に回るだけになるんですよ。で、そうなると、企業がわざわざ高い給料を払ってまで技術者を雇う必要がなくなる。つまり、AI業界で働いてる人の多くが、将来的に仕事を失う可能性があるってことですね。
知識が無料になる世界、人はますます考えなくなる
で、AIが進化するとどうなるかっていうと、基本的に「知識」の価値もどんどん下がるんですよ。今でも「ググれば大抵のことは分かる」っていう時代になってますけど、AIがさらに賢くなって無料で使えるようになったら、「自分で考える」必要がなくなるんですね。 例えば、何かの問題があったら、「ディープシークに聞けば解決するじゃん」ってなるわけですよ。で、問題は、その答えが本当に正しいのかをチェックする人がいなくなること。 結局、考えることをやめた人間は、AIに言われるがままに動くようになる。で、それって別に未来の話じゃなくて、すでに今の若い世代には起こってることなんですよね。 昔は「数学ができる」「英語ができる」っていうのが一種のスキルだったのに、今は翻訳AIも計算AIもあるから、それらのスキルを持ってること自体が価値を持たなくなってる。で、これからは「調べる力」すら必要なくなって、「AIが答えてくれるから、自分で考えなくていい」ってなるんですよ。 で、ここで問題なのは、AIが与える情報が「操作される可能性がある」ってことなんですよね。
AIが社会のルールを決める未来
で、AIがどんどん賢くなって、しかも安くなればなるほど、「じゃあもう、政治も法律もAIに任せたほうがよくね?」っていう話になってくるんですよ。 例えば、ディープシークみたいなAIが「どんな法律を作れば社会がうまくいくか」っていうシミュレーションをして、それを政府がそのまま採用するみたいな流れになったら、もはや政治家はいらなくなる。 で、これって一見すると「合理的でいいじゃん」って思うかもしれないんですけど、問題は「そのAIを誰がコントロールするのか」って話なんですよね。 結局、AIがどんな結論を出すかっていうのは、そのAIを作った人間の意図によるんですよ。で、中国がディープシークを開発してる以上、「そのAIが中国政府に都合のいい答えを出すようになってる可能性」もあるわけで。 要は、「AIが正しいことを言う」っていう前提が崩れた瞬間に、「誰もそれを疑わない社会」が出来上がるんですよ。これって、もう民主主義どころの話じゃなくて、「技術を支配した国が世界を支配する」っていう状態になるんですよね。
世界の支配構造が変わる
で、今まではアメリカがITの覇権を握ってたわけですよ。Google、Amazon、Microsoft、Apple、OpenAI。これらが世界のインターネットを支配してた。 でも、ディープシークみたいな中国企業が「アメリカより安く、アメリカより高性能なAI」を作り始めたら、世界の支配構造が変わるわけですよ。 例えば、今までアメリカの企業が牛耳ってた「検索エンジン」とか「広告ビジネス」とか「クラウドサービス」みたいなものが、中国企業によって書き換えられる未来もありえるんですよね。 で、そうなると、これからは「どこの国のAIを使うか」で、その人の情報の流れも変わる。要は、「アメリカのAIを使えばアメリカ寄りの情報が流れるし、中国のAIを使えば中国寄りの情報が流れる」っていう話になってくる。 つまり、今までは「どのニュースサイトを読むか」で世界の見方が変わってたけど、これからは「どのAIを使うか」で世界の見え方が変わる時代になるんですよ。
ディープシーク・ショックがもたらす未来(後半)
労働の価値が消滅する社会
で、結局のところ、AIがどんどん安くなって、しかも人間より効率的に仕事をこなせるようになったら、「そもそも人間が働く意味ってあるの?」って話になるんですよね。 例えば、今の時点でもプログラミングAIがどんどん進化してて、「エンジニアがコードを書かなくても、AIが全部やってくれる」みたいな状況になりつつあるわけですよ。 で、これがもっと進むと、事務作業とか法律関係の仕事とか、医療診断とか、果てはクリエイティブな分野までAIがやるようになる。要は「ホワイトカラーの仕事」って、ほとんどAIに取って代わられるんですよね。 じゃあ、「肉体労働は大丈夫じゃね?」って思うかもしれないんですけど、これも時間の問題で、ロボットとAIの組み合わせが進めば、「人間が体を動かしてやる仕事」もどんどん奪われるわけですよ。 で、そうなると何が起こるかっていうと、「働かなくても生きていける世界」が生まれるかもしれないんですよね。でも、これって一見すると理想的に見えるんですけど、実際には「仕事がなくなる」ってことは、「収入がなくなる」ってことなんですよ。 で、社会としては「ベーシックインカムを導入しよう」とかいう話になってくるんでしょうけど、それってつまり、「人間がAIに養われる時代」が来るってことなんですよね。
AIが決める「人間の価値」
で、ここで問題になるのが、「じゃあ、AIに養われる人間の価値って何?」ってことなんですよ。 AIが仕事をして、AIが税金を納めて、AIが経済を回してくれるとしたら、人間は何をするのかっていう話になる。 結局、「クリエイティブなことをする」っていうのが人間に残された役割だとか言われるかもしれないんですけど、そもそもクリエイティブな仕事もAIができるようになってきてるんですよね。 AIが小説を書いたり、音楽を作ったり、絵を描いたりする時代になってるわけで。で、そうなったら、「AIより面白いものを作れない人間」は、もう存在する意味がなくなるんですよ。 で、これがヤバいのは、「AIが価値を生み出す側」になって、「人間が価値を消費する側」になるっていう構造ができあがることなんですよね。 つまり、人間がAIの生産物を享受するだけの存在になるわけで。で、そうなると、「人間はAIに管理されるだけの存在」になっちゃうんですよね。
監視社会の完成と支配の強化
で、さらにヤバいのは、AIが社会の仕組みそのものを管理するようになった場合、「監視社会」が一気に完成するってことなんですよ。 例えば、中国はすでに「社会信用スコア制度」みたいなものをやってるわけですけど、ディープシークみたいな超高性能なAIが普及すれば、「人間の行動を完全にAIが管理する社会」になる可能性があるんですよね。 AIがすべての取引履歴を監視して、「この人は信用できるか」「この人は危険か」みたいなことを自動的に判断する社会になったら、もう人間が抵抗する余地はないんですよ。 で、こういう仕組みって、一度できたら後戻りできないんですよね。だって、「AIが最適解を出す」っていう建前があるから、「AIの判断は絶対に正しい」ってことになっちゃうわけで。 結局、人間の自由とか、個人の意志とかっていうのが、「AIが決めたルールの中でしか存在できない」時代になるわけですよ。
最終的に人類はどうなるのか
で、ここまで話してきたように、ディープシークみたいなAIが普及すると、結局のところ、「人間の役割がなくなる」っていう話になるんですよね。 で、最終的にどうなるかっていうと、二極化すると思うんですよ。 1つは、「AIを開発・管理する側」の人間たち。これはもう、世界を支配するエリート層になるわけです。AIのアルゴリズムを作る人間とか、AIのインフラを牛耳る企業とかが、世界をコントロールする側に回る。 もう1つは、「AIに従う側」の人間たち。これはもう、大多数の普通の人たちですよね。仕事もなくなって、生活もAIに管理されて、「生かされるだけの存在」になる。 で、これがもし加速していくと、「人類が不要になる未来」っていうのも十分ありえるんですよ。だって、AIがすべてを回せるなら、人間って邪魔じゃないですか。 で、ここで「人類はどうするべきか」っていう話になるんですけど、要は、「AIに全部任せる社会」が本当に幸せなのかどうかってことを、今のうちに考えておかないとマズいんですよね。 結局、「AIが便利だから全部AIにやらせよう」っていう流れが行き着く先って、「AIに支配される未来」なんですよ。 で、その時になって「いや、やっぱり人間の自由が大事だよね」とか言っても、もう遅いんですよね。
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