エヌビディア出資AI上場で見える未来の崩壊

AIビジネス動向

AIバブルの続行と金融のリアル

エヌビディアの影響力とスタートアップの光と影

要は、エヌビディアってAI時代の石油を握ってる会社なんですよね。GPUっていう演算装置を作ってるんですけど、それがAIを動かすためには不可欠。で、そのエヌビディアが出資してるスタートアップ、コアウィーブがナスダックに上場しましたと。表面的には「AIすげー」「未来明るい」ってなる話なんですけど、実は中身を見るとちょっと違う空気が流れてるんですよ。

コアウィーブの初値は高かったんですけど、調達額は大幅に縮小されてるんですよね。つまり、「市場の期待感はあるけど、実際に金を出す人はちょっと慎重になってる」ってこと。投資家が夢を買う時代は終わりかけてて、ちゃんと回収できるか?っていうリアルな目線が強くなってる。バブルっぽい熱狂は続いてるけど、冷めてきてる部分もあるってことですね。

なぜ資金が集まりにくくなってるのか?

今ってアメリカも金利が高いので、リスク取ってスタートアップに投資するより、安全な国債とかに資金を回す人が増えてるんですよ。で、コアウィーブのようなAIスタートアップって、設備投資もバカ高いし、利益が出るまでに時間がかかる。AIで使うサーバーって1台数千万円とかしますからね。そういうのを大量にそろえて、ようやくサービスが回る。で、そのコスト回収は数年先ってなると、「じゃあ今は投資やめとくか」っていう人が出てくるわけです。

これは日本のスタートアップ界にも影響ある話で、アメリカで調達が難しくなると、日本にも波が来る。結局、グローバルな資金の流れで動いてるので、AI分野にお金が入らなくなると、日本のAI系スタートアップも資金繰りが苦しくなる未来が見えるわけですよ。

社会が受けるAI影響の本質

AIサービスは便利だけど、インフラ依存が進む

AIって一見すると「便利」って思う人多いんですけど、実際はクラウド依存がものすごいんですよね。つまり、AWSとかGoogle Cloudとか、でっかい会社のサーバーがないとAIってまともに動かない。で、今回上場したコアウィーブも、AI向けクラウドを提供してる会社なんですよ。要は、「AIの水道管」みたいな存在。

ここが成長して、社会全体がAIを当たり前に使うようになると、逆に言うと「その水道管が止まったら、全部止まる」って話になる。で、こういうインフラに依存する社会って、便利だけど脆い。だから停電とかネット障害が起きると、AIが使えなくなって、業務も止まるし、判断もできない。人間がAIに任せすぎて、逆に判断力が落ちる未来が見えてくるんですよね。

人間の判断力が退化する社会

AIって、便利なんですけど、あれを頼りすぎると「自分で考えなくなる」んですよ。チャットで質問して答えが出るから、自分で調べないし、判断しない。で、それが日常になると、AIなしでは生活できない人が増えてくる。たとえば、道に迷ってもGoogle Mapsがなかったら「どっちに行けばいいかわからない」ってなる人、多いじゃないですか。あれと同じことが、もっと広い範囲で起きるようになる。

で、AIに判断を任せていくと、「それって正しい判断だったの?」って検証する人もいなくなる。つまり、AIが間違ってても、それに気づかない社会になる。結果的に、誤った情報が前提になって社会が動いて、気づいたときには取り返しがつかない、っていう構造になりやすいんですよ。AIが間違った予測をしても、それを修正できる「人の余白」がなくなる社会って、けっこう怖いですよね。

AIが支配する未来の仕事と教育

ホワイトカラーの職が一部消える

要は、AIで一番影響受けるのってホワイトカラーなんですよ。事務作業とか、資料作成とか、データ分析とか、そういうのは全部AIで代替できちゃう。今は「補助」って感じだけど、数年後には「完全代替」が進む分野も出てくる。そうすると、今まで普通に会社に行ってた人が、「もう来なくていいです」ってなる未来がくる。

で、それが中間層を削ることになるんですよね。高スキルの人は生き残るけど、中途半端な人は淘汰される。だから、年収600万〜800万くらいの、いわゆる「安定したサラリーマン層」が一番打撃受けやすい。これは日本社会にとって結構大きな問題で、消費を支えてる層が削られると、経済全体の縮小に繋がるんですよ。

教育の現場にもAIが浸食してくる

AIは教育にも入り込んでて、今や宿題もAIでやっちゃう学生が増えてるわけですよ。ChatGPTに「この課題やって」って頼んで、そのまま提出する。で、先生もそれを見抜けないから、「勉強できてる子」と勘違いする。実際は、自分で考える力が落ちてるのに、評価は上がる。これ、めちゃくちゃ怖い構造で、将来的に「考えられない大人」が量産されることになる。

しかも、教育格差も広がる。AIをうまく使える子と、使えない子の間で、学力差がエグくなる。親の知識とか経済力で、その差が固定される。つまり、AI時代になると、「親ガチャ」的な格差がもっと顕著になるんですよ。生まれた時点で未来がある程度決まってしまう社会って、効率的かもしれないけど、人間的にはちょっとつまらない未来ですね。

政治と倫理の狭間で揺れるAI規制

技術の進歩に追いつかない法律と政策

結局、技術のスピードに政治や法律が追いついてないんですよね。AIがどんどん進化してるのに、規制とかルールの整備が後回し。たとえばディープフェイクとか、個人情報の無断使用とか、倫理的に問題ある使い方が既に出回ってるのに、それを取り締まる枠組みがない。で、問題が起きてから後追いで法改正するみたいな、いつものパターンになる。

で、ここで怖いのは、「無法地帯」になることじゃなくて、「企業がルールを作る」って状態になることなんですよ。Googleとかメタとか、影響力のある企業が自分たちの倫理ガイドラインを勝手に決めて、それが実質的な法律になる。つまり、民主的なプロセスを経てないのに、企業が社会のルールを握る状態が普通になる。で、それってけっこうディストピア的なんですよね。

AIの倫理は誰が決めるのか?

要は、「AIにとっての正義」って誰が決めるのかって話なんですよ。今までは、国が法律作って、裁判所が判断して、人間がそれを受け入れてきた。でもAI時代になると、AIが判断する。で、その判断基準がブラックボックスで、誰も中身を見れない。これって、例えるなら「神様が勝手にルールを決めて、それに従わされる」みたいなもんですよね。

たとえば採用面接にAIを使う企業が増えてますけど、そのAIが「この人はダメ」って判断した理由を、誰も説明できない。それが差別だったとしても、「AIが言ってるから」で済まされる可能性がある。で、そうなると「判断の透明性」っていう、民主主義の基本が崩れていくんですよ。AIがルールを作り、人が従う世界って、ある意味では合理的だけど、ものすごく危うい未来でもある。

個人と社会の「分断」が加速する未来

情報のパーソナライズがもたらす孤立

AIの進化って、「あなたに最適な情報を届けます」っていう名目で、どんどん情報を絞っていくんですよね。で、これが結果的に、人を孤立させる。昔はテレビとか新聞で、みんな同じ情報を見てたから、共通の話題があった。でも今は、AIが「あなたが興味あるのはこれですね」って勝手にフィルタリングするから、同じ空間にいても、見てる世界が全然違う。

この状態が進むと、「同じ国に住んでるのに、全く違う価値観の人が隣にいる」みたいな状況が普通になる。で、それが分断を生むんですよ。選挙でも、意見が真っ二つに割れる。お互いに「相手は頭おかしい」って思うようになる。アメリカの分断とかも、まさにこの構造が背景にあるんですよね。

人間関係の希薄化とAIとの共存

今後、人間関係も変わっていくと思いますよ。AIが会話相手になったり、相談相手になったりすることで、「人間と話す必要がなくなる」って人が増えていく。で、それって一見効率的に見えるけど、人間ってやっぱり不完全で、無駄な会話の中にこそ価値があったりするんですよ。無駄話から信頼が生まれたり、思いもよらないアイデアが出たりする。

AIとのやり取りは便利だけど、感情のやりとりがない。だから長期的には「共感力が低い人」が増えていく。で、それが社会全体の冷酷さに繋がる可能性もあるんですよね。合理性ばかりを追い求めると、人間らしさが失われる。要は、「非効率な人間」が社会から排除されていく未来が、AIの裏に隠れてるわけです。

AIと共に生きる覚悟と選択

どう共存していくかの視点が必要

結局のところ、AIは止められないし、進化も止まらない。だから、「どう共存していくか?」が重要なんですよね。AIをただ便利なツールとして使うのか、それとも人間の判断を補完するパートナーとして位置づけるのか。で、僕が思うのは、「AIに判断を丸投げしない社会」が理想なんですよ。

AIを使うけど、最終的な判断は人間が責任を持つ。で、そのためには、ある程度のリテラシーが必要。AIがどう動いてるのか、何が得意で何が苦手なのかを理解する必要がある。つまり、「使う側の人間の質」が問われる時代になるわけです。

未来を選ぶのは結局、個人の意思

最終的には、どのようにAIと付き合っていくかって、個人の選択なんですよ。便利さを追い求めて、全部AIに任せて生きるのも一つの選択だし、自分の頭で考えて、人間らしい生き方を維持するのも選択。で、その選択をするために必要なのは、「知識」と「考える力」。それがないと、AIに飲み込まれるだけの存在になる。

要は、AI時代に生きるって、「効率と人間らしさのバランスをどう取るか」ってことなんですよね。その感覚を持てる人が、これからの時代をうまく生きていけるんじゃないかと思います。

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