日本のGPUインフラ強化がもたらす未来
そもそもGPUってそんなに必要なんですか?
結局、みんなAI、AIって騒いでるんですけど、要はAIの性能を引き出すためにGPUっていう高性能な計算装置が必要なんですよね。で、今回KDDIとさくらインターネットとハイレゾが手を組んで、GPUリソースを相互に活用するって話になったわけです。つまり、これまでは限られた企業しか手に入れられなかった計算資源が、もっと多くの企業とか個人にも開放される可能性があるってことなんですよ。
ハッキリ言うと、これって日本にとってはめちゃくちゃ大事なことで。海外、特にアメリカとか中国がバンバンAI開発を進めてる中で、日本は計算資源が足りないから出遅れてるわけです。だから、こうやって国内でGPUを共有して、効率よく使える仕組みを作るのって、かなり意味あるんですよね。
AI開発が民主化すると何が起こるのか
で、じゃあGPUがいっぱい使えるようになったらどうなるかっていうと、AI開発の民主化が進みます。今まではGoogleとかOpenAIとか、巨大な企業しかできなかったようなことが、中小企業とかスタートアップでもできるようになるわけです。
例えば、医療の分野で画像診断AIを作る会社が増えたり、製造業で不良品を自動検知するAIを自社開発できたり。もっと言うと、個人でも趣味で小型のAIモデルを育てて、独自のアプリを作る、みたいなことが普通になってくると思います。
要は、今まで「リソースがないから諦めてた人たち」が、挑戦できる環境が整うって話なんですよね。つまり、才能があるのに機会がなかった人たちが台頭してくる。これってけっこう社会構造を変えるインパクトあると思いますよ。
社会がどう変わるか
格差が広がる未来と縮まる未来
ただ、ここでちょっと冷静に考えた方がいいのは、「みんなが幸せになる未来」ばかりじゃないってことなんですよね。結局、こういう新しいチャンスが来たときに行動できる人って限られてるんですよ。
たとえば、GPUが自由に使えるようになったって、プログラミングできない人には意味ないじゃないですか。AIの仕組みを理解してない人にも意味ない。だから、行動できる少数の人たちがどんどん先に行って、何もできない人たちは取り残されるっていう構図がより鮮明になると思うんですよ。
要は、努力した人にはチャンスが広がるけど、ぼーっとしてる人にはますます生きづらい社会になるってことです。自己責任社会がもっと加速する未来が来る気がしますね。
地方や過疎地にこそ恩恵があるかも
一方で、地方とか過疎地にとっては、これ結構チャンスかもしれないんですよ。今って都会に行かないと、最先端の技術に触れる機会って少ないじゃないですか。でも、GPUリソースがオンラインで利用できるようになると、どこに住んでても最先端のAI開発に関われるようになるわけです。
たとえば、北海道の田舎に住んでるエンジニアが、世界レベルのAIサービスを作るとか、四国のスタートアップがロボット開発を加速させるとか。インターネットが普及したときと同じで、物理的な距離の壁がどんどん低くなっていくんですよね。
だから、逆に地方再生とかにもつながる可能性があるんじゃないかなって思ってます。まぁ、実際にそうなるかどうかは、その土地の人たちがどれだけ動けるか次第ですけど。
産業構造の変化と未来の働き方
大企業がオワコンになる未来
たぶんこれからは、大企業だから安定とか、大企業だからイノベーションができるっていう神話がどんどん崩れていくと思うんですよね。GPUの供給が民主化されるってことは、技術的なハンディキャップがなくなるってことなので、スタートアップでも世界と戦える時代になるわけです。
要は、資本力とか人脈とかじゃなくて、「アイデアと行動力」で勝負できる時代になるってことです。これってめちゃくちゃ健全なことだと思うんですよ。今まで無駄にデカいだけの会社が生き残ってたのって、結局「リソースを持ってるから」だったわけで、それが通用しなくなるのは良いことですよね。
だから、大企業に就職して年功序列でのんびり昇進していく、みたいな人生プランはますます成立しなくなると思います。結局、自分で考えて動ける人だけが生き残る社会になっていくんでしょうね。
副業・兼業のスタイルが当たり前になる
もうひとつ未来予測をしておくと、働き方もかなり変わると思います。GPUリソースが自由に使えるようになると、個人でAIサービスを開発して、それを副業として収益化する人が増えると思うんですよ。
たとえば、昼間は普通に会社員やって、夜は自分でAIチャットボットを作ってサブスクで稼ぐとか、趣味で作ったAIツールが企業に売れちゃうとか。つまり、会社に頼らず、自分の力で稼ぐ選択肢がどんどん増えていく未来です。
これって結局、個人の自由度が増すって話でもあるんですよね。今までだったら「会社に尽くすのが当たり前」だったのが、「会社は生活費を稼ぐ手段のひとつ」ぐらいにしか思わなくなる。いい意味で、みんなドライになって、自立していく社会が来るんじゃないかと思います。
教育と人材育成の未来
エリート教育の形が変わる
要は、これからの教育って、記憶力とか単純作業能力よりも、創造力とか実践力を重視する方向に変わると思うんですよね。GPUリソースが簡単に使えるようになったら、単なる知識量よりも「何を作るか」「どう活用するか」の方が重要になるからです。
例えば、これまでは東大に入るために暗記重視の勉強をしてた人たちが、これからは「AIをどう作るか」「どう社会に役立てるか」を学ぶ教育にシフトしていく。要するに、偏差値高いだけじゃダメで、ちゃんと手を動かしてアウトプットできる人が評価される社会になるんですよね。
結局、社会が求めるスキルが変われば、教育の形も変わる。なので、今小中学生の親とかは、子供にプログラミングとかデータリテラシー教えた方がいいんじゃないかなーと思いますね。
文系と理系の壁が消える
あともう一つ大きな変化として、文系と理系の壁がほぼ無意味になると思ってます。今までは「自分は文系だからプログラミングとか無理」とか「理系だから文章苦手」とか、そういう枠で人が分かれてたんですけど、これからは全部混ざる。
例えば、文系の人がAIを使って小説を書くとか、理系の人がマーケティングデータを解析して商品戦略を立てるとか。要は、AIとGPUの力を借りれば、今までできなかったことができるようになるんですよね。だから、「文系だから無理」とか「理系だから無理」とか言ってる時点で、もう負けなんですよ。
つまり、これからはオールラウンダーなスキルが求められる時代になるわけで、逆に言えば、好奇心と柔軟性さえあれば、誰でもチャンスを掴める社会になると思います。
新たなリスクと課題
情報格差が一気に広がる
ただし、ポジティブな面ばかりじゃなくて、リスクも当然あります。まず間違いなく起こるのが、情報格差の拡大ですね。
要は、GPUリソースにアクセスできても、それを使いこなせる情報を持ってる人と、持ってない人の間で、ものすごい差がつくわけです。知識がある人はどんどん自分でサービスを作れるし、知識がない人は何もできない。結果的に、経済格差、教育格差、地域格差がさらに広がる未来が見えてきます。
特に、日本って全体的にITリテラシーが低い国なんで、この差はめちゃくちゃ深刻になるかもしれないですね。スマホが使える=IT強い、みたいな勘違いしてる人が多いですけど、本当のITリテラシーって、情報を選び取って使いこなす力なんで。そこをサボった人たちは、どんどん取り残されると思います。
エネルギー問題が深刻化する
あと意外と見落とされがちなのが、エネルギー問題です。GPUってめちゃくちゃ電力食うんですよね。例えばNVIDIAの最新GPU「GB200 NVL72」なんて、1台で一軒家何軒分の電力使うんだよってレベル。
つまり、GPU需要が爆増するってことは、電力消費も爆増するわけで。そうなると、当然電気代も上がるし、再エネの普及が追いつかなかったら、結局また化石燃料に頼る流れになるかもしれない。
だから、AIやGPUの発展に伴って、エネルギー政策もめちゃくちゃ重要になってきます。再エネ、電力効率化、スマートグリッドみたいな分野も、これからめちゃくちゃ注目されると思いますね。
まとめ:未来を掴むのは誰か?
動けるやつが勝つだけのシンプルな世界
結局、GPUリソースの民主化で未来がどう変わるかっていうと、めちゃくちゃシンプルなんですよね。動けるやつが勝つ。ただそれだけです。
情報を集めて、学んで、手を動かして、試して、失敗して、また挑戦する。そういう地味な積み重ねを続けられる人だけが、新しい時代を生き抜けるんです。逆に言うと、何もしない人には未来なんかない。
だから、今回のKDDIとさくらインターネットとハイレゾの連携って、単なるビジネスニュースじゃなくて、日本社会の未来を左右するでっかい転換点なんですよね。チャンスはある。でも、それを掴むかどうかは、あなた次第って話です。
それって、すごく健全な未来だと思う
で、僕はこういう未来って、すごく健全だと思ってます。結局、努力しない人が淘汰されるっていうのは、ある意味でフェアな社会なんですよね。
今までみたいに、大企業に入ったら一生安泰とか、親のコネで何とかなるとか、そういう不公平な社会よりも、才能と努力で勝負できる社会の方が、圧倒的にマシだと思うんですよ。
だから、これからの時代に大事なのは、スキルでも知識でもなくて、「動き続ける意志」なんですよね。止まったら終わり。学び続けて、変わり続ける。そんな人たちが、次の社会を作っていくんじゃないかなーと思います。
コメント