AIが民主主義の味方になる世界とは?
そもそも民主主義って何なんですか?
要は、みんなで決めようぜっていうルールが民主主義なんですよね。でも現実問題として、全員が十分に賢くなきゃ機能しないんですよ。今ってSNSで適当なデマが拡散されたりして、まあ簡単に騙される人が多いわけです。で、ハラリさんが言ってるみたいに、AIが民主主義を支える存在になったら、少なくとも嘘に振り回されにくくなるんじゃないかって話なんですけど。
でも、結局、AIが何を「正しい」と判断するかっていう部分で、人間側がズルしようとすると思うんですよね。企業だったり政治家だったりがAIのロジックをいじくって、自分たちに都合のいい判断をさせる、みたいな。だからAIが民主主義を守るっていう理想には、まだいろいろ問題があると思うんですよ。
人間の情報リテラシーが問われる時代に
つまり、最終的には「誰かが正しいことを教えてくれる」じゃなくて、「自分で正しいかどうか判断する」っていうスキルがないと生き残れないんですよね。AIがサポートしてくれる世界っていうのは、逆に言うと、賢い人とそうじゃない人の差がめちゃくちゃ開く未来でもあるわけです。
だから未来の社会って、AIを上手く使いこなせる人たちはどんどん豊かになるし、使いこなせない人たちは搾取されるだけの存在になると思うんですよ。たとえば、政治の話題でも、自分でファクトチェックできる人たちはAIと協力して正しい情報にたどり着ける。でも、そうじゃない人たちは、デマを信じ込んで、AIにも騙されるみたいな。
要は、「民主主義がAIで救われる」っていう楽観的な未来を信じてる人は、ちょっと楽観しすぎだと思うんですよね。
未来の社会構造はこうなる
情報格差が新たな階級を作る
未来の社会って、学歴とか収入よりも、「AIをどれだけ使いこなせるか」で階級が決まると思うんですよ。昔は工場労働者と経営者っていう構図があったけど、これからは「AIを使う人」と「AIに使われる人」に分かれる。
例えば、選挙の時に、AIを駆使して政策の裏を読み取ったり、候補者の過去の発言と矛盾を検出できる人たちは、賢い投票ができる。でも、AIのオススメする広告を鵜呑みにするだけの人たちは、簡単に操作されて、結果的に自分たちの首を絞めるような選択をするわけですよ。
結局、AIは道具でしかないから、使う側の知能に依存するんですよね。
教育の在り方がガラッと変わる
で、当然ながら、これに対応するには教育がめちゃくちゃ重要になるんですけど、日本の教育システムって、未だに「正解を暗記する」ことが中心なんですよ。これ、マジでヤバいと思ってます。
未来の教育って、知識を覚えるんじゃなくて、「情報を見抜く力」「正しいかどうかを判断する力」を育てないといけない。でないと、子供たちは大人になったとき、AIに踊らされるだけの存在になりますよね。
ただ、こういう教育ってめっちゃ時間かかるし、成果がすぐに見えないから、たぶん政治家とか役人は本気でやろうとしないと思うんですよ。結局、目先の成果をアピールしたいだけだから。だから、家庭とか個人レベルで、早めに情報リテラシー教育を始めた方がいいと思いますね。
AIが民主主義を壊す可能性もある
情報操作はより巧妙になる
AIが民主主義を守るどころか、壊す方向に使われるリスクもめちゃくちゃ高いです。だって、今だってディープフェイクとかで偽の動画作って拡散してる人たちいるじゃないですか。あれがもっと自然になって、見分けがつかなくなったら、誰が本当に何を言ったかなんて、もうわかんなくなりますよ。
で、そうなると、「本物の情報」よりも「感情を揺さぶる情報」が強くなるんですよね。つまり、民主主義の土台である「理性的な議論」ってやつがどんどん崩れていく未来が見えてます。
結局、人間って感情に弱いから、「怒り」とか「恐怖」を煽る情報には簡単に引っかかるんですよ。だから、AIが感情を計算して煽る方向に使われたら、もう民主主義どころじゃなくなりますよね。
支配する側にとって都合のいいツールに
さらに厄介なのは、AIが「誰にどんな情報を与えるか」をコントロールできるようになることです。今のSNSでも、アルゴリズムがユーザーの好みに合わせて情報を出してくるけど、あれの精度が何百倍にも上がるわけです。
そうすると、支配する側にとっては「特定の層だけを洗脳する」みたいなことが簡単にできちゃう。しかも本人たちはそれに気づかない。これ、マジでディストピアなんですよね。
だから、AIが民主主義を守るかもしれないっていう希望は持ちつつも、むしろ逆に民主主義を破壊するツールになるリスクをちゃんと考えないといけないと思ってます。
個人がAI時代を生き抜くために
思考停止しない力が必要になる
要は、これからの社会で生き残るためには、「考えることをやめない力」が必須になるんですよね。AIが情報を出してくれるからって、それを鵜呑みにするんじゃなくて、「これ、本当に正しいのか?」って疑うクセをつけること。
これまでって、学校でも会社でも、言われたことを素直にこなす人が評価されてたんですけど、そういう人たちはこれからの時代、真っ先に淘汰されます。だって、AIのほうが圧倒的に速くて正確なんだから、「言われたことをやるだけ」なら人間はいらないんですよ。
結局、AIが出してきた答えを疑ったり、別の視点から考えたりできる人だけが生き残る時代になるんですよね。
個人が持つべきスキルセット
具体的には、情報リテラシー、論理的思考、ファクトチェック能力、このへんが超重要になります。あと、常に新しい情報を取り入れる柔軟性も必要ですね。
一番まずいのは、「自分は賢いから騙されない」と思い込むことです。AIの進化って、人間の認知バイアスとか弱点を完璧に突いてくるので、自信過剰な人ほど引っかかりやすい。だから、自分も騙されるかもしれないっていう前提で、常に疑う姿勢を持つべきなんですよ。
要は、自己満足で思考を止めない。これが生き残るコツだと思ってます。
国家レベルでの対応策はあるのか
規制と透明性の強化がカギ
で、社会全体としてどうするかって話になると、結局、規制しかないんですよ。AIのアルゴリズムに一定の透明性を求めるとか、意図的な操作を禁じるルールを作るとか。
でも、これも結局、実効性の問題があるんですよね。今だって、SNSのフェイクニュース対策とか言ってるけど、全然追いついてないじゃないですか。AIの進化スピードに対して、政治の動きが遅すぎるんですよ。
だから、理想論としては「AIの開発と運用に厳しい規制をかけるべき」なんだけど、現実的には規制が追いつかない。つまり、国家レベルでの対応にあまり期待しすぎない方がいいと思ってます。
ローカルな取り組みが重要になる
国家レベルで期待できないなら、地方自治体とか、企業単位とか、もっと小さい単位で動くしかないんですよね。たとえば、教育現場でAIリテラシー教育を徹底するとか、自治体が住民向けにフェイクニュース対策講座を開くとか。
要は、大きな仕組みに頼るんじゃなくて、小さなコミュニティ単位で自衛するしかない。これ、すごくめんどくさいし、コストもかかるけど、未来を守るためには必要なことだと思ってます。
未来の民主主義はどうなるか
分断と再編成が進む未来
結局、未来の民主主義は「分断」と「再編成」を繰り返す形になると思うんですよね。つまり、AIをうまく使える層と、使われるだけの層に社会が分かれて、それぞれ別々の現実を生きるようになる。
で、ある時点で、その格差に耐えられなくなった層が反乱を起こす、みたいな。今でいうポピュリズムの延長線上ですけど、もっとテクノロジーが絡んだ複雑な形になると思います。
たとえば、AIに雇用を奪われた人たちが、反AI政党みたいなものを作って、社会を大きく揺るがすとか。そんな未来が普通にあり得るんですよね。
民主主義の「再発明」が必要になる
で、その先に必要になるのは、たぶん「新しい形の民主主義」だと思います。今の多数決ベースの仕組みだと、情報操作に弱すぎるし、少数派の意見が無視されがちなんですよ。
だから、たとえば、AIを使って国民一人一人の意見をより精密に拾い上げて、もっと多層的な合意形成を目指すとか、民主主義そのもののルールをアップデートしないと持たない。
要は、これまでの「みんなで投票して、多い方が勝ち」っていうシンプルなルールじゃなくて、もっと複雑で精密な仕組みが必要になるってことです。
で、それを作れるかどうかが、たぶん人類が生き延びられるかどうかの分かれ目になるんですよね。
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